節目にはお墓参り
2017.11.17.(金)
皆様は、お墓参りに行っておりますでしょうか?
一年の中には節目ということで、春彼岸、夏彼岸(お盆)、秋彼岸、お正月、ご命日などがあります。それぞれの節目にお墓へお参りをして手を合わすというのが昔からの習わしとされています。
私も幼い頃はお墓のまで手を合わせて、「〇〇にまりますように」とご先祖様にお願いをしておりませんでしたか?
本来はご先祖様に対してお願いではなく、報恩感謝とご報告をする場なので、
手を合わせて、「健康に暮らせているのはご先祖様のお陰様です」と恩に報いるのが正しいお墓参りだそうです。
皆様は正しくお墓参りができておりますでしょうか?
到着したらまずは、お墓をキレイに掃除してあげましょう!
お掃除はとても簡単です。御影石の場合は、濡らした雑巾で拭き上げるのみです。目地の部分や手の届きにくいところは歯ブラシや洗車用のブラシを使うととても綺麗に汚れを落とすことが出来ます。
注意して頂きたいのは、決して洗剤を使わないようにして下さいね。墓石にシミが出来て落とすことが不可能になってしまいます。
また、大谷石などの表面がザラザラしていること石にはタワシや金たわしでゴシゴシ擦ってください。
古い石ですと、割れてしまったり、文字が消えてしまう可能性もありますので気をつけて下さいね。
お供えをしてあげましょう。
お花やお供物などをお供えします。但し、食べものをそのまま置いて帰るのはNGです。
霊園やお寺によってはお持ち帰り頂くようにご案内しているところがとても多いです。カラスが飛んできて荒らしてしまうので必ず持ち帰るようにしましょう。
御線香を焚いて、手を合わせましょう。
風邪で火がつきにくい事があるので、ガスバーナーを持って行くととても便利です。
以上がお墓参りの流れです。
最後に、せっかくキレイに拭きあげたお墓に水を撒いて帰られる方がいらっしゃいますが、撒かない方がいいです。
撒かれるなら、初めに撒いてから拭き上げる方がお墓にとって良いことです。
お墓も石ですので水を弾くように見えて、意外と吸水性があるんです。
長期間放っておくと、このように水アカができたり、苔が生えてしまうようになってしまいます。
雨の日にお墓に傘を差しに行くほどではないですが、なるべくは、お水をお墓にはかけないようにしてください。
ですがお墓も風化によって50年と経つとやはり水を吸いやすくなったり、汚れが取れなくなってきます。
お墓のクリーニングも承っておりますのでいつでもお電話ください。