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お知らせ

新盆飾りについて

2019.10.9.(水)

新盆とは

お亡くなりになって初めて迎えるお盆のことを指します。

例えば7月1日にご逝去された場合、49日法要が8月18日辺りになると、来年の7月に新盆を迎えることになります。

お盆とは、正式には盂蘭盆会と言い、餓鬼道に落ちて苦しむ亡霊や弔う人のない亡者のため飲食を施す法会を施餓鬼会(せがきえ)と言います。

お寺の本堂にて行われる盂蘭盆会には施餓鬼会も同時に行われることが多いです。施餓鬼会には一般的に施餓鬼棚を作り、その上に「三界万霊碑」の位牌を安置し、各家の先祖供養のため卒塔婆を立てるとともに、無縁仏や戦争、公害、交通事故などで不幸なしにあった霊の成仏を祈ります。亡き人々への供養とともに、生きている私達が仏様へ供養できる、より深い慈悲の心が育つように祈る儀式でもあります。

こちらの儀式をお寺の本堂にて行うのか、それともご自宅で執り行うかは、お客様ご自身でお決めになれます。
ご自宅で飾られる場合は、お寺様がご自宅に訪問し、お経を上げてくださいますので棚飾りの前にお経机とお座布団を準備します。

盂蘭盆会の際、お寺様に納めるお布施は、「御布施」「御膳料」「御車代」「御経料」などがあります。それぞれつか分けてお渡しするのが一般的です。

盂蘭盆会は7月と8月があり、千葉市では地域によってお盆時期が異なります。

・7月盆の方 迎え日 7月12日夕方〜 送り日 〜7月16日 (日にちは地域によって差があります)

・8月盆の方 迎え日 8月12日夕方〜 送り日 〜8月16日 (日にちは地域によって差があります)

13日 迎え火:ご自宅の玄関先やお庭でおがらに火をつけ故人を迎えます。

16日 送り火:迎え火と同様に、玄関先やお庭でおがらに火をつけ故人を送ります。

※お迎え提灯はお墓参りの際に持っていきお墓から火を灯して、家の仏前まで火を絶やさないよう大切に持ってきます。
その火こそが、ご先祖様の魂と考える風習もあります。

お盆の作法や風習は地域によって様々ですので、注意が必要です。